私が元々違うチーム(長尾スターズ)でアシスタントコーチをしていたことは、ホームページで書いたことがあったと思います。
当時の長尾スターズは色んな意味で厳しいチームで、途中で辞める子が多くいました。
そこで、バスケ難民を救済したいなと考えたのが、ラクーンドッグスを立ち上げた大きな理由の一つでした。
しかし、それから一年も経たぬ間に、当時の監督が長尾スターズを辞めたらしいのです。(その理由の真相を私は知りません…)
長尾スターズは残った保護者が中心となり、今も積極的に活動しております。
今から1年くらい前。
新しいコーチから一度言われたことがありました。
「長尾小に通う子が2つのチームに分かれるのは変じゃないでしょうか。また一つに戻るか、2つのチームを掛け持ちするとか、より良い形がないでしょうか?」と言った内容でした。
その時は、「ラクーンドッグスは長尾小以外にも色んな小学校の子がいるし、チームを辞めた子の駆け込み寺があっても良いと思ってます」と返事し、この話はその場だけで終わりました。
しかしそれから状況がだいぶ変化してきました。
それは、1月から新キャプテンに任命した子が、長尾スターズに入りたいと言ってきたのです。
一度スターズから練習試合に誘われた時、5年生以下同士で試合をしたらラクーンは大差で負けました。練習量に差があるのも大きいでしょうが、相手のエースプレイヤー(M君)をまったく止めることが出来ませんでした。
うちの新キャプテンは、
「自チームで1番でも仕方がない。M君に追いつく為に、スターズに行って一緒に練習して切磋琢磨したい」と言うのです。
その時は正直動揺しました。
新キャプテンが辞めてしまってはこのチームはどうなるのか…
しかし、このチームを作った時に立てた目的を思い出しました。
それは、「バスケは楽しい」から、『バスケを上手くなりたい』と思ってくれる子を育てることでした。
上手くなりたいと決意した子を止める訳にはいかないと腹を括りました。
そして新キャプテンはラクーンドッグスを辞めずに籍を残すと言ってくれましたので、掛け持ち出来る環境を整えたいと考えるようになりました。
スターズのコーチに、両チームで提携出来ないか話をしたいと私から連絡を取りました。
私の考えはこうです。
今回の新キャプテンのように、ラクーンドッグスでバスケを始めてバスケを好きになった子に対して、スターズに移籍することを勧める。その代わりに、スターズに体験に来た中で低学年の子にラクーンドッグスの存在を一言伝えてもらう。
言うなれば、ラクーンドッグスはスターズの2軍のような存在になると言えば分かりやすいのではないでしょうか。
ラクーンドッグスはスターズから分かれて出来たチームですが、単純に合併だと少なからず困るご家庭もあります。それならばこちらからどんどん意欲のある子をスターズにどんどん送ろうと思ったのです。
全員に声を掛けた結果、4人の部員がスターズで頑張ることを決意しました。
ラクーンドッグスとしては大幅に戦力ダウンですが、逆にスターズからも紹介があるかも知れません。
1000人以上が在籍する長尾小。
ラクーンドッグスとスターズ、それぞれが強みを活かしてバスケ好き小学生を増やしたいなと。
低学年中心なので試合に行けるレベルではないし、卓球の練習もおこなうラクーンドッグスの新年度。
さぁ、どうなることやら…
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